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校歌・校章

浅間を望む 生命のきらめき 白い五線に夢紡ぐ
古城に咲くはぬくもりの花 胸に描くは八重咲の未来
歴史を抱き 今日を歌え 小諸義塾 我が導(しるべ)
千曲にそよぐ 若葉のしらべよ 光る稜線 夢つなぐ
空に架けるは探究の橋 心耕し己を見つめ
歴史を抱き 明日を歌え 小諸義塾 我が導(しるべ)
脈打つ大地 生命の輝き 高原駆けぬけ 夢織りなす
あおきみそらに心をはなて 志高く 道を拓いて
歴史を抱き 未来歌え 小諸義塾 我が導(しるべ)

校歌 制作の思い・解説

制作者  横内 日菜子 様

2017年に小諸高校音楽科を卒業した私は、安曇野市から片道2時間かけて通学していた日々を今でも懐かしく思い出します。在学中、仲間との出会いを通じてミュージカルの魅力に目覚め、大学では作曲を学びました。現在はコンサートの編曲を中心に活動していますが、ミュージカルの音楽監督や劇団四季の新作開発など、当時夢見たことが少しずつ現実になっています。 

上京したばかりの頃は、文化の違いに戸惑い、自信を失った時期もありました。しかし、自然豊かな環境で育った経験は、あとから手に入れられるものではないと気づき、自分がどれほど特別な日々を過ごしてきたかを実感しました。 

この思いを新しい校歌に込めたいと考え、小諸の自然や歴史、そこで育まれてきたものの尊さを言葉にしました。同時に、高校生のいまの心に寄り添う、みずみずしさのある歌にしたいとも願いました。 

1番では、小諸の自然と歴史に包まれながら夢を描き始める希望を 

2番では、学びや自分自身と向き合うことの大切さを 

3番では、自立し未来に向かって進む意志を 

それぞれ歌っています。 

校歌には、小諸市の花「こもろすみれ」(八重咲き)や、学校のキーワード「探究」も盛り込みました。調性は、素朴で温かみのあるへ長調。これは、小諸という土地にふさわしいと感じて選びました。 

「歴史を抱き今日を歌え」というフレーズは、状況に応じて「今日」「明日」「未来」と変化します。これは、伝統を大切にしながらも、そこにとらわれず、今をおもしろくしていく前向きさを表現しています。高校生活はあっという間だけれど、心に残る時間です。小諸義塾高校での毎日が、みなさんの人生の「しるべ」になることを願っています。 


校章 制作の思い・解説

制作者  堺 奈央 様 

【校章とコミュニケーションマークの併用】 

従来から使われている「校章」に加えて「コミュニケーションマーク」を導入します。コミュニケーションマークを取り入れている高校は少ないですが「グローカル」や「3科融合」、「今までにない校舎デザイン」や「標準服」の導入など新しいことに挑戦する小諸義塾高校の今後の展望を考えたときに、対外的な活動を後押しする広報ツールを取り入れた方が良いと判断し、コミュニケーションマークを採用しました。

【校章とは】 

学校を象徴する紋章のこと、どの学校に所属しているか表し、他校との識別のために使う。 

(使用例:制服、バッジ、校旗、生徒手帳、学生証、賞状、卒業証書など) 

【コミュニケーションマークとは】 

学校のイメージを分かりやすく伝えるマークのこと、対外的なイメージ構築につかう広報ツール。(使用例:名刺、HP、パンフレット、ポスター、ユニフォーム、グッズ、広報誌、封筒など) 

【校章】 

小諸市の学校教育の象徴であり、市の木に制定されている梅の木から、「梅花 (ばいか )」をモチーフにしています。5枚花弁の梅花の中に「小諸義塾」の「小」と「義」の文字を入れ、紋や印のような印象にしています。「小」と「義」を入れることでどの学校か一目で分かりやすいデザインを心がけました。 

カラーは梅花をイメージできるレッドにしています。このレッドには、生徒の皆さまが情熱や熱意をもって物事に真摯に向き合って欲しいという願いが込もっています。 

「義」の文字の上部には大手門の「鯱 (しゃち )」の形を抽象化し取り入れています。大手門をデザインに取り入れたのは・小諸義塾の初期に学舎として使っていたこと、 

・皆さまが小諸市をイメージしやすいこと、 

・マークに個性を持たせること、 

が目的です。 

【コミュニケーションマーク】 

モチーフは校章と同様の「梅花」です。「3科融合」のスローガンをテーマに 3枚の花弁に 3色のカラーを取り入れた案です。おしべの部分は「小諸」の「小」を表現しています。カラーは、新校の学びに対してのスローガンからキーワードをいただき、設定しました。 

・鸚緑 (グリーン ) : 自然体、落ち着き、調和 

・天色 (ブルー )   : 誠実、繊細、技術、信頼 

・紅葉色 (朱色 )   : 情熱、活発、社交的 

そして、明治時代からの「小諸義塾」の勉学に対する精神や情熱も引き継いで欲しいという考えから、「紋」のような印象を加えました。「紋」は古くから日本でよく使われておりその使われ方は先代から次世代に代々受け継がれていくというものです。その精神を取り入れて、卒業生から進級生へ、そして新入生へ、学ぶ姿勢や精神も受け継ぎ、小諸義塾高等学校らしさを形作っていって欲しいという願いが込もっています。また、紋のような印象にすることで力強さと存在感を感じるマークになっています。 

【ロゴタイプ ( 文字 )】 

「グローカルな視点で未来を創造する 3科融合校」とする新校の方針を基に多様な使用シーンに対応できるデザインを心がけました。視認性の高いゴシック体を採用し、イメージの中立をはかりました。 

英字タイプは「NAGANO」を省略した「KOMOROGIJUKU HIGH SCHOOL」のみとし、すっきりとした印象にしています。 

小さい印字や英字タイプだけでの使用など、様々なシーンに使い勝手の良さと視認性を重視しました。